(誰と来てるんだろ。) 無意識にも千紗が走って行った方に向かいそうになった、が。 「ユート」 「ん?」 「まずは画用紙取りに行こっか」 「あー……うん、了解。」 まあ、いっか。 とりあえず今はこっちに集中。 千紗のことになると 俺は優男じゃいられなくなるだろうから。