喋っているうちにも、リカの容態は悪化していってるのに。
「ね、おね...ちゃん、おねがいがあ...るの」
「なに?」
もうか細くなってしまったリカの声に耳をかたむける。
「おね...ちゃんにわらって...ほし...の...」
「え...?」
「おね...ちゃん、わらって」
ズルいなぁ、リカは。
リカにそんなこと言われたら、笑うしかないじゃん!
ズルいよ。
私は涙を袖でぬぐって、思いっきり笑った。
「よかっ...た...」
「うん」
「お姉ちゃん、イツくんを、幸せにしてあげてね」
それが、リカの最後の言葉だった。
「リカ!?リカっ!!」
ピーッと鳴り響く機械音。
「ね、おね...ちゃん、おねがいがあ...るの」
「なに?」
もうか細くなってしまったリカの声に耳をかたむける。
「おね...ちゃんにわらって...ほし...の...」
「え...?」
「おね...ちゃん、わらって」
ズルいなぁ、リカは。
リカにそんなこと言われたら、笑うしかないじゃん!
ズルいよ。
私は涙を袖でぬぐって、思いっきり笑った。
「よかっ...た...」
「うん」
「お姉ちゃん、イツくんを、幸せにしてあげてね」
それが、リカの最後の言葉だった。
「リカ!?リカっ!!」
ピーッと鳴り響く機械音。