橘先生の声が頭から離れず
眠れなかった。
寝不足だ、
...ピンポーン
インターフォンの音で一気に目が覚める
「おはよう、すず」
毎日声聞いて寝不足になって
ドキドキして心苦しくなって
しんどすぎる
「すず」
名前呼ばないで
忘れてる途中なの
思い出させないで
「体調、大丈夫?無理してない?」
優しい声で話しかけた
また頭から離れなくなる、、、
「もうこないで」
懇願する思いで心の声が漏れた
「やっと声きけた」
扉の向こうで安堵しているのが伝わる
相当心配してくれたんだろう
「もう家にこないで...ください」
「毎日くるよ、すずに会えるまで。
今日は声聞けたしおっけい。また明日!飯食って薬飲めよ」
また今日も深追いせずに帰って行った
いつもと違う。
いつもの先生じゃない