その頃になると、
部屋を空かしておいても。と、
宿泊客を、受け入れたり。

中には、
興味本位の、お年寄りも居たり

介添えが、必要だったのです。


 ある時。

二階へ上がろうとしていた
足の不自由なお客に、
ジェニーが。

介添えを申し出ると、

「悪いからイイ」

と断られました。

すると、
ジェニーはすかさず、


「自分は、

 見ての通り、大柄で。

 それは、子供の頃から
 変わらず

 からかわれ。

 悲観しているのに

 明るい将来のために、
 勉強へ集中、
 出来る訳もなく。


 そんな虚ろに過ごした時間の、

 未来の、今。

 自分に合った仕事を、
 奪わないで、ほしい。」