「セレアの隣は私と決まっているだろう?」

ノア様が微笑みながら、私をノア様の隣の席に促す。

「しかし・・・」


「セレア、私の隣は嫌か?」


ノア様は私が断りにくい誘い方をよくご存知でいらっしゃるようで、私は静かにノア様の隣の席に座り、昼食を頂いた。


「愛しいセレア。さっきはアレンと何を話していたんだい?」


「見ていらっしゃいましたの!?」


心臓が速なるのを感じながら、私は昼食を食べる手を止めた。