校舎の中に戻ると、ノア様が私を見つけて軽く手を上げ近づいてきた。

「セレア、今日の昼食を共にとらないか?」

「ええ」

私がいくらノア様と距離を置きたいと考えていても、王族からの誘いを断ることは無礼に当たる。

「良かった、セレアの好きなものをシェフに作らせたんだ」

「有難うございます」

私とノア様はテラスに移動した。