「ノア様」

「セレア!」

「体調不良だとおっしゃっているのに、非常識ではなくて?」

「セレア、話を聞いてくれ・・・!」

「話すことなどありませんわ」

その瞬間、ノア様の顔が悲しそうに引きつった。


「セレア、君には私の愛は伝わっていないのか」


私に向けた愛など初めから存在しないのだから当たり前だろう。

「ノア様の愛など求めていませんわ」

そう言った私はちゃんと立てていただろうか。

しかし、その言葉を聞いたノア様の態度は急変した。