学活が終わって、休み時間。
私は真っ先に進藤さんの席に行った。
休み時間に誰かの席に行くなんて初めてかもしれない。
「進藤さん!」
「あー、九条さん。よろしくね」
「うん、本当にありがとう。でも…なんで?」
「だって小高くんが手伝ったって二人でもしんどいでしょ。今んとこ、九条さんに協力しようって人、もう居なかっただろうし」
「あー…」
「あはは、ごめん、冗談。九条さんさ、すごい頑張ってるなって思ったから協力したかっただけ」
「ありがとう…」
「放課後、三人で何やるか話そうよ」
「うん…!」
クラスメイトと放課後の約束。
これだけでも既に実行委員の恩恵を受けている。
足取りがこんなに軽い。
心がワクワクする。
私じゃないみたいだ。
教室なんかさっさと出たくて、いつも放課後が待ち遠しかった。
今は違う意味で待ち遠しい。
世界が変わる。
大袈裟だけど、本当にそう思った。
私は真っ先に進藤さんの席に行った。
休み時間に誰かの席に行くなんて初めてかもしれない。
「進藤さん!」
「あー、九条さん。よろしくね」
「うん、本当にありがとう。でも…なんで?」
「だって小高くんが手伝ったって二人でもしんどいでしょ。今んとこ、九条さんに協力しようって人、もう居なかっただろうし」
「あー…」
「あはは、ごめん、冗談。九条さんさ、すごい頑張ってるなって思ったから協力したかっただけ」
「ありがとう…」
「放課後、三人で何やるか話そうよ」
「うん…!」
クラスメイトと放課後の約束。
これだけでも既に実行委員の恩恵を受けている。
足取りがこんなに軽い。
心がワクワクする。
私じゃないみたいだ。
教室なんかさっさと出たくて、いつも放課後が待ち遠しかった。
今は違う意味で待ち遠しい。
世界が変わる。
大袈裟だけど、本当にそう思った。