「大丈夫?」


ここで本性を出す事はできない。

今まで優等生を演じていた。
俺にとって屈辱の時間だ。


「あ、はッああ!大丈夫です!!」



女は地面から自力でたつと、
白いスカートが土で抹茶に
染まってることに
気づかないまま歩き出した。




そのアホらしく面白いすがたに笑みを浮かべてしまう。

今まで遊んできた女と違って、


ドジだ。