…整った顔。


なにもかも見透かされそうな瞳。

ブレザーの似合う体格。



思わず見とれて
しまうくらいの男の子が立っていた。


「あ、はっああ!大丈夫です!!」


私は立ち上がって
汚れたスカートをはたいた。


「ドコに行くの?」

「えっと南口のほうのー…職員……」

「新入生?」

「は……はい!!」