「あー、咲が今いるのは、俺のベッド。咲が倒れたから、またお姫様抱っこで運んできた。もちろん、ワンピースのファスナーも上げといた」


サラサラッとあたしの髪を撫でながら颯斗が言う。


「肩へのキスとか、咲ちゃんには刺激が強かった?」


「う、うん。っていうか、当然だよ」


「俺はそんな咲が可愛くてたまらないんだけど。だからもっといじめたくなって困る」


「っ、いじめたくなるって、颯斗」