「咲、俺が咲の肩にキスをしたら、へなへなっと崩れ落ちた」


「えっとそれって……」


「いわゆる気絶? ものすごく短いけど」


そう言って、颯斗は咲の髪を撫でた。


「そんな咲を見せられて。ただの肩へのキスで倒れられて。ますます咲が可愛くなってたまらないんだけど」


「えっと今ここ……」