「咲、可愛すぎていじめたくなる」 そう言って颯斗は、咲の肩にちゅっと小さなキスをした。 「さーき。咲? おーい咲ちゃん。大丈夫?」 そんな声に気が付くと、咲の横に颯斗の顔があった。 え? 今、どんな状況? 確か咲、あのドアのところにいて、それから、颯斗にワンピースのファスナーを下げられて、それからそれから……。