思わずそんな声が出てしまうくらいビクッとした。


だって、背中なんて、普段触られることがないから。


そんなところを触られて、ビクッとしないわけがない。


颯斗はゆっくりと咲の背中を撫でてから、するっと少しだけワンピースを前にずらした。


「えっ?」


こんなことをされたら、ワンピースが下に落ちちゃうよ。


思わず颯斗にしがみついた。