そう思って着てきたから、なんだか恥ずかしくなってしまう。


ようやく「あ、りがとう」とお礼が言えた。


「ん、どういたしまして。でも……」


「え?」


「そんな可愛いワンピースだと、脱がせたくなって困る」


颯斗は咲の耳元で囁いた。


「少しだけ脱がしてもいい?」