「それに詩穂、料理だけは上手だしな。一緒に住んだらお裾分け貰えそう」

「だけって言わないで!」


「で、本当に一緒に俺ん家住むの?」


「うん!」


「じゃあ、これからよろしく」


蒼士が手を出した。

私が蒼士の手を掴もうとしたら、蒼士が思いっきり私の手を引っ張った。