私がまず最初に行ったのは、縦ロール髪をやめることだった。
鏡に向かい、腰上くらいまである金髪を丁寧にとかす。
王室の伝統的な髪型だからという理由で、縦巻きロール髪を両親に強制されてきたけれど、正直ダサすぎる。
前世の記憶を思い出してからは、もはやクロワッサンにしか見えないわ……。
「クソダサいクロワッサンよ、さようなら!」
私はそう呟き、髪の毛を後ろの高い位置で結んでポニーテールにした。
お次はメイク。これまでは存在感を出すため舞台女優のような厚化粧をしてきたが、それもやめて薄付きに。
今日は就職面接があるから、清潔感と真面目さをアピールしつつ、爽やかで上品な印象を与えるメイクにしてみた。
清楚な白のブラウスと、上品な濃紺のジャケットとスカートを合わせて、鏡の前でくるりと回る。
「うん、我ながら完璧」
すると、ノックのあとレイラが部屋に入ってきた。私を見てすぐに「まぁ!」と驚いた様子で声をあげる。
「とてもお綺麗です! いつの間にお化粧がお上手になったのですか?」
「ええっと……」
鏡に向かい、腰上くらいまである金髪を丁寧にとかす。
王室の伝統的な髪型だからという理由で、縦巻きロール髪を両親に強制されてきたけれど、正直ダサすぎる。
前世の記憶を思い出してからは、もはやクロワッサンにしか見えないわ……。
「クソダサいクロワッサンよ、さようなら!」
私はそう呟き、髪の毛を後ろの高い位置で結んでポニーテールにした。
お次はメイク。これまでは存在感を出すため舞台女優のような厚化粧をしてきたが、それもやめて薄付きに。
今日は就職面接があるから、清潔感と真面目さをアピールしつつ、爽やかで上品な印象を与えるメイクにしてみた。
清楚な白のブラウスと、上品な濃紺のジャケットとスカートを合わせて、鏡の前でくるりと回る。
「うん、我ながら完璧」
すると、ノックのあとレイラが部屋に入ってきた。私を見てすぐに「まぁ!」と驚いた様子で声をあげる。
「とてもお綺麗です! いつの間にお化粧がお上手になったのですか?」
「ええっと……」