なんやムカつく。




「じゃ、俺いったん学校戻るわ。俺とおまえの分の鞄持って来るさかい、大人しく寝とけよ。」






「ごめんな、悠里。」



少ししょんぼりして高林が言うた。




ポン




「そーゆーときは、『ありがとう』って言うんやで。」



高林の頭に手を乗せて、軽く撫でた。







「ん。ありがとう///」




ニッコリ笑う高林につられて俺も笑う。











俺はそれから学校へ走った。