「はぁい!みなさん、今日は新しいお友だちがきました!」

俺、中瀬 悠里、ピチピチの6才や☆

「よろしく!」


パチパチパチッ

まばらな拍手がおこる。

「じゃ、みんな遊んでおいでぇ~!悠里くんとも仲良くするんやでっ」


「「「は~い!」」」


おかんの都合で保育園からおさななじみがおる幼稚園にかわった俺は、まずおさななじみをさがすことにした。


「たか~!」


「ゆうり!!」


むこうのほうから走ってくるヤツが貴俊。お隣さんや。

「ようきたなっ!」

「おかんの車やからべつになぁ・・・。」

「そうゆう意味ちゃうわっ。ようこそ、ひまわり幼稚園へってこと!」

ひまわり幼稚園ってゆうのはここのこと。


「ど、どうも・」

「なにかんちょーしてんねんっ。ラクにしたらええやん!」


「俺、かんちょーなんかしてへんで。きんちょーやろ。」

「そうそうきんちょー。それやっ。」

かんちょーときんちょーはぜんぜんちゃうで・



「それよかはよ遊ぼにっ!サッカーしよ!」

「えぇけど。」




そういうと、貴が俺の腕をつかんで運動場に連れていった。