その反応にこちらまで恥ずかしくなってしまい、早口にまくし立ててしまう。



「あ!それ故に女嫌いとか?
ていうか今更だけど私も女だよ!?
こんな家まで入れてもらって、大丈夫なの!?
禁断症状とか出たr… 「大丈夫だよ」


「…瑠花は、大丈夫」



そう真っ直ぐな目で食い気味に即答され、目が離せなくなる。


⎯⎯何も言えずにいると、理斗が真剣な顔になって



「彼女はいないけど、好きな人はいるよ」



そう言って私を見つめる夜空色が怪しげな光を帯びていて


心臓が変に勘違いしてドクンと大きく鳴る。


胸に違和感を感じ心の中で首を傾げた⎯⎯⎯。