「はっ、はは……理斗。 私…それ聞いてようやく、
理斗の"好き"が本当の意味で信じられたみたいだよ。
はっ…私、壊れちゃったのかな」



理斗は顔を綻ばせた後、私をぎゅっと抱き締めてきた。



「やっと伝わった? 僕、すごく重いんだよ。
瑠花のことならなんでも知ってるぐらいにはね……。
瑠花が居なくなったら僕は生きていけないし、僕から逃げるなら閉じ込めちゃうよ」


と彼の闇を見せられ、ゾクゾクと何かが背中を伝う感覚がする。



彼の顔が見たくなり体を離して見ると⎯⎯⎯


今まで私には見せなかったのであろう


愛憎の滲んだ、闇より深い夜空色で私を見ていた。



それについ頬を緩め見惚れてしまうと、彼がニヤッと悪そうに口角を上げた。



「瑠花、満更でも無さそうだね? 閉じ込めてもいいの?」


なかなかやばいだろうけど、正直

そんな執着されるほど好かれてる事が嬉しかったのだ。