「瑠花ちゃん、こいつんとこよりお給料出すよ?
俺ん家おいで」


「いや…」


「何言ってんだてめえ。
瑠花はもう俺との時間でうまってるんだよ」


「……ちょっ」


「理斗くんに縛られすぎは可哀想だよ〜、
俺が解放してあげる」


「まっ…」


「解放されなくても僕達は今超幸せライフ送れてるから」


「……」


「それって理斗くんだけでしょ?
瑠花ちゃんは窮屈な思いしてるかもよ?ね?瑠花ちゃん」




私が言葉を放つ隙もない。


私を挟んで好き勝手言ってる二人に呆れ、だんまりを決め込むことにした。


はぁ……もう、どうすればいいの?



すると⎯⎯⎯



「瑠花…迷惑だった?窮屈?」



くぅんと耳が垂れるが如く、可哀想な顔をして言う理斗。




「……い、いや別に窮屈ではない、よ」


同情混じりにそう言うと

ニヤッとした理斗が蓮くんに向かって