「あああ、いやあの!今理斗の家で住込みで家政婦のバイトさせてもらってて!それで一緒に住まわせて貰ってるって感じで」



というと 「チッ」 と舌打ちをした理斗。


……うん、何で??



「…そうなんだ、よかった。付き合った訳じゃないんだね」



という蓮に首を傾げると、

一息間を置いて矢継ぎ早に⎯⎯⎯



「なら、バイトうちにおいで?俺ん家広くて家政婦さん足りなくて…来てくれたら嬉しいな」


と色気ムンムンで迫ってくる蓮くん。




「ダメだよ、瑠花。僕と一緒にいるって約束したでしょ?」


こちらは捨てられた仔犬みたいに目を潤ませている理斗。



……いやいや何この状況!?


そして二人とも腕が痛い! 強く握りすぎ!