「ニカ、ほんとオシャレだよねー、今日も可愛い!」
「ニカちゃんはお人形さん見たいねぇ」
パートの加藤さんがスタッフルームに入ってくる。
加藤さんは60歳を越えたお婆さん。
年齢が嘘のようにテキパキ働いている。
「ですよねー、加藤さん!私たちでニカのファンクラブ作りましょー!」
「うんうん、そうだねぇ」
なんか、勝手に話が、進んでる…
ナナミのコミュニケーション能力は承知の上なんだけど、こんなに年上の人と仲良くなれるとは…
「よしっ、ニカ帰ろう。」
「あ、うん。」
話のペースが早すぎて、全くついていけなかった。
「ケンさん、お仕事頑張ってねー、お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」
「2人ともお疲れ様ー」
2人でお店を出る。
来る時に降っていた雨はやんでいた。
要らなくなった傘を片手に、2人で街灯に照らされた夜道を歩く。
明日から6月。
夜は涼しいけど、日が昇っている時間はじんわり汗をかいてしまう日もある。
(涼しい…)
疲れた体に、涼しい風があたり、気持ちがすっと落ち着いていくような感じ。
「…カ、ニカ」
「あ、ごめん」
「ニカちゃんはお人形さん見たいねぇ」
パートの加藤さんがスタッフルームに入ってくる。
加藤さんは60歳を越えたお婆さん。
年齢が嘘のようにテキパキ働いている。
「ですよねー、加藤さん!私たちでニカのファンクラブ作りましょー!」
「うんうん、そうだねぇ」
なんか、勝手に話が、進んでる…
ナナミのコミュニケーション能力は承知の上なんだけど、こんなに年上の人と仲良くなれるとは…
「よしっ、ニカ帰ろう。」
「あ、うん。」
話のペースが早すぎて、全くついていけなかった。
「ケンさん、お仕事頑張ってねー、お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」
「2人ともお疲れ様ー」
2人でお店を出る。
来る時に降っていた雨はやんでいた。
要らなくなった傘を片手に、2人で街灯に照らされた夜道を歩く。
明日から6月。
夜は涼しいけど、日が昇っている時間はじんわり汗をかいてしまう日もある。
(涼しい…)
疲れた体に、涼しい風があたり、気持ちがすっと落ち着いていくような感じ。
「…カ、ニカ」
「あ、ごめん」