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久しぶりに大学時代の友人と飲み会。
みんないい感じに老けて、酒も前ほどたくさんは飲めなくなった。
「経費で落ちるからよ~」
「なんだよそれ」
「まじか、行くのか」
たまたま連れられてやってきたキャバクラ。
普段の自分とは縁遠い世界だと思っていた。
(あいつ、あれは常連だな…)
友人のうち1人は、慣れた様子で女の子を指名し、もうそれは見るに堪えない様な光景だった。
(とりあえずトイレ行くふりして、)
その場を切り抜けようと思った時、一人の女性が自分の隣に座った。
「はじめまして。麗華と申します。」
麗華と名乗った女性は、周りの女の子に比べ少し年齢が高そうな、品のある妖艶な女性だった。
推測に過ぎないが、多分年齢も自分と同じくらいだと思う。
「ども…」
「何か、飲まれますか?」
落ち着いた雰囲気でとても話しやすかった記憶がある。
2人で分け隔てない、至って普通の会話を席の片隅で小さな声で話した。
同級生の中で1番こういう場所にハマらなさそうな自分が、まさかハマるとは思わなかった。
ずっと心の中にあったこと、
『麗華さんに、会いたい』
1ヶ月後、1人であの店に行ってみた。
久しぶりに大学時代の友人と飲み会。
みんないい感じに老けて、酒も前ほどたくさんは飲めなくなった。
「経費で落ちるからよ~」
「なんだよそれ」
「まじか、行くのか」
たまたま連れられてやってきたキャバクラ。
普段の自分とは縁遠い世界だと思っていた。
(あいつ、あれは常連だな…)
友人のうち1人は、慣れた様子で女の子を指名し、もうそれは見るに堪えない様な光景だった。
(とりあえずトイレ行くふりして、)
その場を切り抜けようと思った時、一人の女性が自分の隣に座った。
「はじめまして。麗華と申します。」
麗華と名乗った女性は、周りの女の子に比べ少し年齢が高そうな、品のある妖艶な女性だった。
推測に過ぎないが、多分年齢も自分と同じくらいだと思う。
「ども…」
「何か、飲まれますか?」
落ち着いた雰囲気でとても話しやすかった記憶がある。
2人で分け隔てない、至って普通の会話を席の片隅で小さな声で話した。
同級生の中で1番こういう場所にハマらなさそうな自分が、まさかハマるとは思わなかった。
ずっと心の中にあったこと、
『麗華さんに、会いたい』
1ヶ月後、1人であの店に行ってみた。