「ニカちゃん!」
「あ、お母さん…」
私はナナミが乗った救急車に一緒に乗り、大きい病院に来ていた。
『須藤さんにナナミの近くにいてほしい』とクラスの子に急に言われ、言われるがままに担任と乗ってきてしまった。
ナナミは今、手術中の赤いランプが光っている、この扉の奥にいる。
「何があったの…なんでナナミが…」
ナナミのお母さんの姿を見て、私は何も出来なかった。
あの時現場にいた人は誰もいなかった。
何故こうなったのか、私にも分からなかった。
ナナミの無事の祈ることしか出来なかった。
ようやく自分の気持ちの整理がついて、そんな時だったのに。
ナナミは悪くないのに。
かなり時間が経った。
赤いランプが消える。
扉が動いた瞬間に、ナナミのお母さんが医師にかけよる。
医師と何か会話をすると、一気に体から力が抜け、ナナミのお母さんはその場に座り込んだ。
「あ、ありがとう、ございます!…ありがとうございます!!」
ナナミは一命を取り留めた。
案内された病室へ行くと、全身傷だらけのナナミが眠っていた。
今すぐ目を開けて、またあの笑顔を見せてくれそうな気がするのに。
「あ、お母さん…」
私はナナミが乗った救急車に一緒に乗り、大きい病院に来ていた。
『須藤さんにナナミの近くにいてほしい』とクラスの子に急に言われ、言われるがままに担任と乗ってきてしまった。
ナナミは今、手術中の赤いランプが光っている、この扉の奥にいる。
「何があったの…なんでナナミが…」
ナナミのお母さんの姿を見て、私は何も出来なかった。
あの時現場にいた人は誰もいなかった。
何故こうなったのか、私にも分からなかった。
ナナミの無事の祈ることしか出来なかった。
ようやく自分の気持ちの整理がついて、そんな時だったのに。
ナナミは悪くないのに。
かなり時間が経った。
赤いランプが消える。
扉が動いた瞬間に、ナナミのお母さんが医師にかけよる。
医師と何か会話をすると、一気に体から力が抜け、ナナミのお母さんはその場に座り込んだ。
「あ、ありがとう、ございます!…ありがとうございます!!」
ナナミは一命を取り留めた。
案内された病室へ行くと、全身傷だらけのナナミが眠っていた。
今すぐ目を開けて、またあの笑顔を見せてくれそうな気がするのに。