「先生、こんばんは」
「皆吉さん! こんばんは。お仕事お疲れ様です」
「先生こそ、巡回お疲れ様です。今年も買っていきますか?」
「もちろん。1ついただこうかな」
スマホをしまい、手を消毒して店番再開。
焼きそばを炒める父の隣で作業する。
「あ、そうそう。さっき仁田さん達を見たよ」
「本当ですか? どこにいました?」
「イベントステージの近く。これからご飯を買いに行くって言ってたから、皆吉さんのお店をオススメしておいたよ」
ボトッと、トングから焼きそばが落ちた。
「……あの、それって何時頃でした?」
「20分くらい前かな」
一足遅かった……。
もう、勝手に教えないでよ。
と思ったけど、屋台のことは口止めしてなかったんだっけ。
まぁ、悪気があったわけじゃないし。さっき連絡入れたし……いっか。
薦めてくれた感謝と後半戦も頑張ってくださいという意味を込めて、特別に紅しょうがを多めに乗せた。
先生を見送り、調味料と容器の補充をしていると……。
「こんばんは~。笑万っ、焼きそば買いに来たよ!」
「皆吉さん! こんばんは。お仕事お疲れ様です」
「先生こそ、巡回お疲れ様です。今年も買っていきますか?」
「もちろん。1ついただこうかな」
スマホをしまい、手を消毒して店番再開。
焼きそばを炒める父の隣で作業する。
「あ、そうそう。さっき仁田さん達を見たよ」
「本当ですか? どこにいました?」
「イベントステージの近く。これからご飯を買いに行くって言ってたから、皆吉さんのお店をオススメしておいたよ」
ボトッと、トングから焼きそばが落ちた。
「……あの、それって何時頃でした?」
「20分くらい前かな」
一足遅かった……。
もう、勝手に教えないでよ。
と思ったけど、屋台のことは口止めしてなかったんだっけ。
まぁ、悪気があったわけじゃないし。さっき連絡入れたし……いっか。
薦めてくれた感謝と後半戦も頑張ってくださいという意味を込めて、特別に紅しょうがを多めに乗せた。
先生を見送り、調味料と容器の補充をしていると……。
「こんばんは~。笑万っ、焼きそば買いに来たよ!」