「では、詳しい日程が決まりましたら、秘書の花谷の方を通して教えていただければと思います」
「ありがとう。 期待しているよ」
そう言って握手を交わして、面談は終了。
こちらでの予定に加え他院での業務が加わるとなると、今以上に忙しくなりそうだ。
花谷さんに上手くスケジュールを調整しながら、やっていくしかない。 この調子だと、しばらく水姫を探すことはできない可能性が高いな……。
そんなことを考えながら秘書室に戻ると花谷さんが待っていてくれた。
「お帰りなさい。 面談は、どんな内容でしたか?」
「大牟田病院への、ヘルプの依頼だったよ。 週に何度か外勤で行こうと思っている。 詳しい日程は、花谷さんに伝えて欲しいと頼んであるから」
「えっ? 桜川先生、そんなことお受けして大丈夫ですか?」
「困っているときはお互い様だからね。 もしかしたら、何年後かはこっちが助けてもらう立場になっているかもしれないからね」
「それは、そうですよね……」
そう言うと花谷さんは納得してくれたようで、「わかりました」と小さく呟いた。
俺が花谷さんに言ったことは嘘ではなく、本当にそうなる可能性も大いにある。
だからこそ、困ったときはお互い様だと思うし、外勤として他院に出る選択肢は間違っていないと思う。
「ありがとう。 期待しているよ」
そう言って握手を交わして、面談は終了。
こちらでの予定に加え他院での業務が加わるとなると、今以上に忙しくなりそうだ。
花谷さんに上手くスケジュールを調整しながら、やっていくしかない。 この調子だと、しばらく水姫を探すことはできない可能性が高いな……。
そんなことを考えながら秘書室に戻ると花谷さんが待っていてくれた。
「お帰りなさい。 面談は、どんな内容でしたか?」
「大牟田病院への、ヘルプの依頼だったよ。 週に何度か外勤で行こうと思っている。 詳しい日程は、花谷さんに伝えて欲しいと頼んであるから」
「えっ? 桜川先生、そんなことお受けして大丈夫ですか?」
「困っているときはお互い様だからね。 もしかしたら、何年後かはこっちが助けてもらう立場になっているかもしれないからね」
「それは、そうですよね……」
そう言うと花谷さんは納得してくれたようで、「わかりました」と小さく呟いた。
俺が花谷さんに言ったことは嘘ではなく、本当にそうなる可能性も大いにある。
だからこそ、困ったときはお互い様だと思うし、外勤として他院に出る選択肢は間違っていないと思う。