「白咲《しろさき》先輩」


「な、何?弓波《ゆみなみ》くん」


「今日も僕が甘やかしてあげます」


そう言って、弓波くんが手を広げる。


「いや、そういうのは恋人同士がするっていうか・・・」


「僕は白咲先輩が大好きなので、大丈夫です」


「私はまだ了承してない・・・」


「仕方ないなぁ。じゃあ、頭を撫でてあげます」


何がじゃあなのか分からないが、弓波くんが優しく私の頭を撫でる。