その時、3組のバスから 『トイレ―!!!』 と叫びながらこっちに向かって来た女子。 俺の真横を走り去っていくのは藤村さきだった。 彼女のシャンプーの匂いがした。 俺の心臓を変に締め付ける香りだった。 まだ宿泊研修は始まったばかりだ。 頑張れ!俺っ!!!