「ちょっと足が当たっただけで、別に結は何も悪いことしてないよ?」 私の武器はこの顔なんだから、何とかこいつを誘惑して……。 「その顔俺に向けるな。鳥肌が立つ」 そうだった……この人に効かないんだった。 私の笑顔で落ちない人は居なかったのに。 「安心しろよ。誰かにバラそうってわけじゃないから」