これはマズイと急いで起き上がろうとするが。 「うぅん……」 俺の袖を強く掴んで離さない。 これは困ったな……。 「待っ……て……」 寝言で更に止められる。 おいおい、不意打ちで可愛いって思っちまったじゃねぇか。 これ以上居るのは良くないとどうにかして琴菜の手を離し静かに帰った。