誰もいないのか?







ピーンポーン







「……」








仕方ない帰るか。








持ってきた物を玄関のドアノブにかけようとした時――。







ガチャ








「はーい」








「……重症だな」








真っ赤な顔に虚ろな目、高熱で目が回っているのか俺と目線が上手く合わない。