とぼけたように先輩に話を振る。 「君……妄想癖でもあるんじゃない?大丈夫?もしかしたらもう1回入院した方がいいかもね」 「…………」 下を向いて肩を震わせた俺。 それを見てバカにされたことへの怒りで肩が震えているのだと思った2人は、勝ち誇ったようにここぞとばかりに口を動かす。