水瀬とのやり取りで嫉妬した先輩はそれに対抗するように私の頭を撫でて――。 「次からは気をつけるね」 気持ち悪い……。 「お名前なんて言うんですか?」 結は私たちのことなんて眼中に無いほど水瀬に釘付けになっている。そして少し頬を赤くしながら質問する。 「…………」 「あっあの?」