(もっと俺に頼ってくれればいいのに)

「でも心配だから。ね?」

念を押すと、依里は頷いてくれた。

でもきっと、依里はまた俺の負担になりたくないと我慢をするんだろう。

(そんなもの必要ないのにな)

「晴人さん?」

「ん?」

依里が俺の顔を覗き込む。