私が声を絞り出すように言って、起き上げる。



「苺ッ………!?」



私に気づいた拓斗が、すぐに近寄ってきた。



「ぁれ…ココ保健室…」

「苺、大丈夫か…?」

「拓斗……ぅん。平気」



滅多に話さない拓斗が話してる。 それが嬉しかった。



「苺ちゃんッッ!!!!」

「ぅわッ!?」



りつが私にとびつく。 私は驚きながらも、支える。



「大丈夫!?苺ちゃん!」

「ぅん大丈夫^^」

「調子戻ったみたいね、苺チャン」

「藍さん!はぃ!何とか」



ニコッと笑って藍さんに言葉を返した。


拓斗はそんな私を黙ってみていた。