「触るな」

「ぁ? ッてぉゎッ!?」

「!?」



突然の拓斗の声…それと何かぶつかったような音―…


驚いて目を開けると、目の前には拓斗の腕。


横を見ると拓斗が私を庇うかのように立っていた。



「た…くと……」



拓斗を見た瞬間涙が溢れる。


そして、足から崩れ落ちる私。



「!? 苺ッ…」

「苺ちゃん!?」

「苺ッ」



拓斗、りつちゃん、李鶴の声が聞こえたけど、私は意識を飛ばしてしまった…