李鶴が思いっきり男子を睨んでいると



李鶴の隣の席の山元が話しかけてきた。



「おぃおぃ、土原…お前何やってるんだよ」

「お、山元ー」



この人、土原って言うんだ。



覚えておこうっと…と思っている私は、視線を感じて拓斗の方を見る…



「……………」



睨んでる睨んでる睨んでる!!!土原をメッチャ睨んでる!!!!



「(た…拓斗?)」

「…。」



こっそり話しかけても拓斗はメチャメチャ土原を睨んでる。



 恐いよ恐いよ恐いよ!!!!



「ん?」



と、土原が拓斗の視線に気づいたらしく拓斗を見る。