少しだけ笑って答えてくれた拓斗。



私はもう一度お礼をいい、自分の席に戻った。



すると後ろの女の子が話しかけてきてくれた。



「ねぇ?」

「ん?」

「私、今辺りつ!アナタは?」

「私は猪口苺。ヨロシク!」

「ヨロシク!ねぇ、苺ちゃん?」

「ん??」



早速の質問に私はわくわくしながら質問を待った。



「苺ちゃん、魔王様とどんな関係?」



 …………それですかッ!?!?!?!?!



「え……えぇッとォ」

「ねぇねぇ、どんな関係??」



一度だけ、小学校の時言ってしまった事があったのだ。



それからは、一気にそれが回ってしまった。



どうにも出来なくて、悔しかった。