――『魔法雑貨店ウィッチ堂 閉店のお知らせ 誠に勝手ながら、2023年10月5日をもって閉店させていただくこととなりました。長きにわたり、ご愛顧いただき誠にありがとうございました 店主・明日見クレア』
「閉店!?」
よりにもよって今日閉店!?
ぼうぜんとして貼り紙を見つめていたら、となりの婦人服のお店のおばさんが、見かねて声をかけてきた。
「急に閉店しちゃったのよ。もっとも、店をあけてる日のほうが珍しかったけどねえ」
わたしは我に返ってたずねた。
「おばさん! どこかに移店したとかってことは……?」
「さあ、それはわからないけど……」
「オーナーさんの連絡先って、ご存知ないですか?」
おばさんの眉が下がる。
「ごめんねえ。ほとんど話したこともなかったし……。お店の建物を貸してた不動産屋さんも連絡とれなくて困ってるみたいだったわ」
「そうですか……。ありがとうございました……」
絶望的だぁ。
わたしはがっくりと肩を落として歩きだした。
自分がまだ制服姿なのに気づく。
とりあえず今日は家に帰って、それから対策をねろう。
「閉店!?」
よりにもよって今日閉店!?
ぼうぜんとして貼り紙を見つめていたら、となりの婦人服のお店のおばさんが、見かねて声をかけてきた。
「急に閉店しちゃったのよ。もっとも、店をあけてる日のほうが珍しかったけどねえ」
わたしは我に返ってたずねた。
「おばさん! どこかに移店したとかってことは……?」
「さあ、それはわからないけど……」
「オーナーさんの連絡先って、ご存知ないですか?」
おばさんの眉が下がる。
「ごめんねえ。ほとんど話したこともなかったし……。お店の建物を貸してた不動産屋さんも連絡とれなくて困ってるみたいだったわ」
「そうですか……。ありがとうございました……」
絶望的だぁ。
わたしはがっくりと肩を落として歩きだした。
自分がまだ制服姿なのに気づく。
とりあえず今日は家に帰って、それから対策をねろう。