あの日から、私は涼太とほとんど話さなくなった。


話さないと言うよりは、前よりもっと私が避け続けてるだけなんだけど…。


そんな日々が毎日続いた。






―――そんなある日…。


涼太が珍しく学校に来ていなかった。


体調不良だったら心配だけど、少しホッとする自分がいた。



HRが始まり、先生の話をぼんやりと聞いていた。


しかし…私は次の言葉で驚かずにはいられなくなった。



『えぇ〜、今日学校に来ていたなかった、
一ノ瀬涼太君ですが、昨日をもって、、、、







     転校しました』