今までも、優しかったけど自分のやっていたものを止めて来てくれたのは好きになってから初めてだった。



『あ、えっと、じゃあお願いします!』


(ここで、変に遠慮すると申し訳ないし…)


そう思いお言葉に甘えてお願いした。


後ろからやっている姿を見ていて、私はぼんやり思った。


(もしかして……わたしのこと好きになってくれたのかな…?)


そんな事を1人浮かれながら考えていた。







――――――この甘い考えがあんなふうになるとは思いも知らずに。