(っっ…!)


自分の顔が少し赤くなったのがわかった。


その笑顔が好きだった―――。


昔と変わらない私の好きな涼太がいた。


思わず顔を覆った。


だって…、だって…、ほんとはずっと考えてた。



毎日考えて、考えて、辛くて泣いて…。


それでも、現実はそうはいかなくて…


だから、ずっと諦めようとしてた。

してた…。してたのに、諦められなかった。