「え?!」


「え?!じゃないだろー、面倒みてやれー頼んだぞー」


「い、いや反対側の端の席も開いてるじゃないですか!?!」


「あ、それもそうだ、じゃあ悪いが一ノ瀬そっちのせ――――」


「いや、俺橘さんの隣がいいです」

    

「「「「「「「……え……」」」」」」」




クラスの女子ほぼ全員が一斉に声を出した。


もちろん、私も琴葉も。


「あ、あぁ、そうか、じゃあやっぱり、
橘よろしくな〜!」


先生まで驚く始末。