俺の母親は、俺が小1の時に家を出ていった


そのときから、親父は仕事もして、家事もしてくれて一人で頑張ってくれていた。


だから、息抜きする時間も必要だろうと特に気にせず了承した。






――――次の日。

親父から一緒に住むようになる人の写真を見せてもらった。


それを見た俺は、自分の目を疑った。


なぜなら、そこに両親であろう人と一緒に写っていたのは…あの日初めて恋した、

今までずっと待ってた、昔と何ら変わらない……





――――――――美羽がいた。


俺は、親父にその子の名前を聞いた。


もし、自分の見間違えだったら、早めにショックを受けとこうと思ったからだ。


しかし親父は、俺の期待を裏切らず


「この子は、橘美羽ちゃんだ」といった。


更に驚いたのは、その後に告げられた


「お前と同じ学校なんだぞ?見覚えないか」


という言葉だった。