それでも、意味を何となく理解してた俺は
今までで最高に嬉しかった。


驚きのことに今回ばかりはニヤケが止まらなかったらしく、美羽がニコッと笑っていた。


その笑顔に、またもドキッとした俺。


久しぶりに見たその笑顔は、反則級の可愛さだった。


「え、えと…それで、もっと大きくなったらね、わたし、颯也君と…け、結婚する!」


「…………。は?」


それだけ言い残すと、玄関を飛び出していってしまった。