「わっ!」


―――ドサッ

何が起きてるのか理解した時、顔が一気に熱くなったのがわかった。


だ、だって今私は颯也君に抱きしめられているんだもの。

寝ぼけているのかもしれないと思い、
颯也君を見るとしっかり目が開けられていた。

「寝込み襲うなんて大胆だな」


「お、お、おそ…!?そ、そんなことしてないもん!」


「頭撫でてきたくせに?」


「っ!あ、あ、あ、れは…その…なんというか…で、でも!襲おうとはしてないよ!」