じっ…と見ていたため、視線を感じていたのか彼が急にこっちを見た。


「?どうした?」


「っ!ななななんでもないよー!」

わわわっ!噛んじゃった!!

そんな私を不思議そうに見つめてきた。


「もしかして、熱でもあんのか?顔赤いけど…」


「え?!う、ううん!大丈夫!」


全否定した私を「ほんとか?」といった顔で見てきたが、

ほんとに大丈夫!といった私に渋々納得した彼だった。





――――学校帰り。


いつもの様に少し勉強してから帰ったため、少し遅めの時間に帰宅した。