2人とも支度を終え、私は先に家を出ようとした。

もしも、颯也君と同じところから出てきた所を見られたりでもしたら……

考えただけで鳥肌立ってきた、、、


っていうわけで、私は先に家を出ようとした。


  
     ―――――が


“なんで?”と言いたげな彼。


「同じところから出てきたとこら見られたら同居のことバレちゃうかもじゃん?だから、これから朝はなるべく別々で行かない?」


私がそう説明すると…


「一緒に出るのがだめなんでしょ…?だったら、時間差で一緒に途中から行こうよ。どうせ学校一緒なんだし」